日本初!ハラール認証・100%ラム肉バーガーはいかが 実は「フレンチ仕込み」で「ちょっと贅沢♡」

ラム肉というと日本人にはあまり馴染みのない肉ですが、それもそのはず年間一人あたり200グラム程度しか羊肉を消費していません。そんな日本で唯一、ハラール認証の100%ラム肉を使ったフレンチ仕込みのハンバーガーを出している店があるというので、どんなハンバーガーなのか調べてきました。

■有名なフレンチで20年の経験を持つオーナーシェフのサニーさん

ラム肉バーガーを作っているのは、東京・日本橋にある「LUXE BURGERS & Sunny’s Table」。店名のLUXEはLUXURY(ラグジュアリー=ぜいたく)という意味から取ったそうで、以前は「Sunny’s Table」というフランス料理のビストロでしたが、大好きなラム肉の専門店を作りたいと思い、ラム肉を研究し2020年5月にグルメバーガーも扱うビストロとしてリニューアルオープンしました。バーガー店としては日本で初めてのジャパン・ハラール・ファンデーションのハラール認証を取得しているので、ムスリムの方でも安心して食べられます。

オーナーシェフのM.A.Haq(サニーさん)さんは、バングラデシュ出身でとても気さくな方。1997年に来日してからは「Mikuni french restaurant」「マンダリンオリエンタル東京」「ウェスティンホテル 東京」「Restaurant tabela」「コンラッド東京」「奈良プラザホテル」など、有名なレストランで修行してきました。

■まったく臭みのないラム肉の秘密は徹底したこだわり

ラム肉の定義は国によっても違いますが、一般的には生後1年未満の羊肉のことです。実は肉の世界でトップに君臨するのが子羊の肉で、牛肉や豚肉などと違い、羊肉は宗教による制限を受けることがないため、公式の晩餐会では必ずといって言いほど羊肉が振る舞われるのです。

まったくといっていいほど臭みがない理由をサニーさんに質問すると、臭みのある脂は取り去り、血の処理が徹底しているハラール認定の最高級のラム肉を使っているのと、あとは徹底管理されたオーストラリア産のチルド肉を使っているからだそうです。

パテはラム肉100%で肩肉とモモ肉の2種類を使用。肩肉は指定の肉屋で毎朝6ミリのミンチで挽いてもらい、モモ肉は手作業で大きめにカット。2つの異なる食感を楽しんでほしいためにパテはあえて混ぜずに2層構造にして、下には脂が乗っている肩肉、上には赤身のモモ肉にしているとのこと。味付けはプロバンス地方を意識したスパイスとして、クミン、シナモン、八角、ナツメグなどを組み合わせているそうです。

ソースは市販のBBQソースやマヨネーズ、ケチャップなどは使わずに、クリームチーズベースの自家製ソースと、フォンドボーを使った自家製BBQソースの2種類を使っています。バンズだけは店内で作れないため、知り合いのところで店オリジナルで作ってもらい、提供する直前に鉄板で焼き目を付けています。

野菜にもこだわりがあり一部の野菜は三浦の農家から取り寄せているとのこと。ベビーリーフ、グリーンカールレタス、紅芯大根、姫人参、食用菊など季節にあったものを使っています。

■BBQ串がバーガーに刺さっている理由

頂いたのは大人気の「チェダーチーズバーガー(税込1500円)」。バーガーと言っても、バーガーに挟むサラダやソースはお皿にキレイに盛られていて、バーガーにはBBQ串が刺さっています。「これ、どうやって食べるのだろう?」と迷いましたが、テーブルには写真付きでハンバーガーの食べ方の説明書がありました。それによるとソースをよく混ぜて野菜の上にかけます。次にバーガー袋を開いて中にバンズとパテを入れ、好きなだけ野菜をトッピングして完成。BBQ串が刺さっているためバンズとパテが一体になったまま上手くバーガー袋に入れることができました。ナイフ、フォークの用意もありますが、ぜひ手づかみでかぶりついてほしいとのこと。

味はいままでの羊肉の概念を覆すほどの美味しさで、羊の臭みはほとんどといって言いほどありません。上品な肉の味がしてしっかりとした噛みごたえもありました。それとオリジナルソースと厳選された野菜も相まって、バーガーというよりは、フレンチを食べているようでした。

店定番の「リュクスストレートバーガー(税込1350円)」は、平日ランチだとドリンクも付いて税込1200円になりさらにオトクで、周辺で働くビジネスパーソンのプチ贅沢なランチとして重宝されているそうです。また土日には日本中からムスリムがハラール認証の100%ラム肉バーガーを求めて訪れるそうです。

コロナウイルスの影響で気軽に外食を楽しめない状況が続く中、より多くの方々に人種や宗教に関係なく、安心安全な料理を気軽に楽しんでほしいとの思いから、2021年6月より、ハンバーガーや本格ビストロメニューをウェブサイト「eEAT」から簡単にテイクアウトでオーダーができ、UberEatsのデリバリーにも対応しています。夜はビストロとして営業していて、クラフトビールやワインも数多く揃えているので、緊急事態宣言が解除されたらぜひビールと一緒にラム肉ハンバーガーを食べたいですね。

▽「LUXE BURGERS & Sunny’s Table」

TEL:03-6206-2466

(まいどなニュース特約・鈴木 博之)

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