1日限定の「プーチン・カフェ」って何だ? 総領事館をクラブに変えた伝説のロシア好きが企画

ロシア好きな人たちが集い、とにかくロシアのことを語らい合う1日限りのカフェ、その名も「プーチン・カフェ」が12月19日(土)午後2時、神戸・元町にオープンする。名前こそ物々しいが、ロシアに関心がありさえすれば誰でも参加できる「ゆるゆるカフェ」(主催者談)。ただ残念ながら、ウラジーミル・プーチン大統領の来店は予定されていない。

ロシアが好きすぎて、2019年夏には在大阪ロシア連邦総領事館で前代未聞のクラブイベント「CLUBソビエト」まで開催してしまった神戸在住のすごい人、古池麻衣子さんが企画。6年前に初めてロシアを訪れて人の温かさや街並みの美しさ、料理の素晴らしさに胸を打たれて以来、毎年必ず旅行していたが、今年はコロナ禍で全く行けず、ストレスが溜まっていたという。

会場は、神戸元町商店街にある元町マルシェダイニング(2020年8月閉店)を活用し、日替わりで様々な店が営業するスペース「カタテマキッチン」。古池さんによると、プーチンをテーマにしたカフェは実際にロシアやセルビアなどに実在する(した)らしく、「せっかくやるなら刺激を感じられる面白いイベントにしよう」とコンセプトを参考にした。

とはいえ、実際にはプーチンを本気で推しているわけではなく、“支持者”以外ももちろん歓迎する。本場の味を知る古池さんお手製のペリメニやボルシチ、ブリニィなどのロシア料理を1品数百円程度で提供するが、食べ物や飲み物は持ち込みも自由。古池さんは「お食事よりもロシアのことを話すのが目的のカフェです。私と同じように最近ロシアに行けなかったりロシアの話ができなかったりしてストレスを感じている人、ロシアのことを純粋に知りたい人、もちろんプーチン大統領の隠れファンの方もお待ちしております」と呼び掛ける。

新型コロナウイルスの感染対策として、開催には医療関係者らでつくる「イベントリスクマネジメント教育委員会」も協力。カウンターのみ8席程度の小さなスペースということもあり、長居をしたり酔って騒いだりはできない。事前予約不要、午後7時頃まで。「プーチン・カフェ神戸2020」のFacebookで確認を。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

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