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また“アン”に会える!…永遠の名作、時代を超えてドラマ化 「アンという名の少女」NHKで放送開始

カナダの女流作家L.M.モンゴメリが生み出したやせっぽちの赤毛の少女、アン・シャーリー。孤児という逆境の中でも想像力と勇気をうしなわず、あたたかな家庭に迎え入れられたのち、聡明で美しい女性へと成長していくアン。往年の名作として今まで何度も映像化されてきた作品です。今回の「アンという名の少女」はカナダのTV局CBCとNetflixが共同制作し、現在シーズン3までNetflixで配信中。9月13日よりシーズン1がNHKで放送開始します。

懐かしい旧友に再会するように放送を心待ちにしているファンはもちろん、令和の今、初めて「アンという名の少女」を通して「アン」と出会う新たなファンに向け、ドラマの見どころをNHKの番組担当者に聞きました。

--今回の「アン」の魅力は

エイミーベス・マクナルティ演じる少女アンは、赤毛でそばかすだらけで痩せていて、原作「赤毛のアン」から飛び出してきたかのような容姿です。さらに、想像力豊かでしゃべり出したら止まらない、すこぶる元気で行動的、意志が強くて負けん気なところもそのままです。小説を読んだことがある人もない人も、一目アンを見たとたん、一気にストーリーに引き込まれるはずです。

さらに、10代の少女の誰もが経験する“成長”に伴う心身の変化、生い立ちからくる心の奥底に抱えた不安や寂しさなども、ふとした表情や行動の一つ一つに表れてきます。今まで知り得えなかった「アン」のさまざまな“顔”に出会えると思います。

--数々の「名場面」がどのように描かれるか、楽しみです。

ギルバートがアンの気を引こうと髪の毛についてからかい、アンが逆上するシーン。“ああ、あの場面だ!”とちょっぴり甘酸っぱい気持ちになる方は多いのでは。ドラマでは、このシーンが次のストーリー展開に通じる大切な“きっかけ”にもなっています。この出来事の直後にアンの取る行動を見ながら、ハラハラ、ドキドキ、ウルウル…さまざまな感情に揺さぶられる方々も少なくないはず、と思っています。

--見どころがたくさんありそうですね。

アンをとりまく登場人物一人一人が、人間くさくて“等身大”で魅力的で、親近感を覚えると思います。一見、内気でおしゃべりは苦手だけど、洞察力が鋭く行動力を内に秘めたマシュー。保守的で堅物なのに、母性と柔軟性を併せ持ったマリラなど。みんなそれぞれ短所と長所があり、複雑な多面性が見え隠れします。

もう一つの見どころは、時代や国を超えたストーリー。舞台は19世紀後半のカナダですが、アンが養子として迎えられるのは未婚の高齢の兄妹の家庭だったり、学校で経験するいじめだったり、フェミニズムやジェンダーに絡んだ話題が出てきたりします。現代の日本社会に通じるところが少なくありません。

アンの目線で自分の少女時代を思い出したり、マリラやマシューを通して自分の子どもに対する接し方を反省したり、アンとダイアナの関係を通して自分と友人の関係を見つめなおしたり…。子供から大人まで、性別を超えて、誰もが楽しめるドラマだと思います。

■海外ドラマ「アンという名の少女」シーズン1<全8回>
第1回は9月13日より放送開始
日曜午後11時~11時47分/NHK総合で放送

(まいどなニュース特約・山本 明)

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