「Go Toトラベル」待つ必要なし? お得満載、いますぐ予約へGO

東京を中心にコロナ感染が広がる一方、やっと旅行に行けると「Go Toトラベル」キャンペーンを心待ちにする声も多い。その是非は少し置いておいて、7月22日から始まる過去最大級の旅行キャンペーンの有効活用方法について解説しよう。

■過去最大級の旅行祭!「Go Toトラベル」キャンペーン

一言でいうと、日帰りを含む国内旅行を対象にその半額が補助される。補助額は一泊最大2万円で、無制限という大盤振る舞いだ。しかも今回は、補助額のうち7割が旅行代金、3割は土産物や体験に使える地域共通クーポンとして配られる。つまり、一人二泊三日4万円のツアーに申し込めば、自己負担は26000円で、6000円分の現地で使えるクーポンがついてくるので、昼食や施設の入場料、土産ぐらいは賄える。そう、旅行の総予算26000円で済んでしまう。他にも交通費込みの日帰り旅行は1万円まで、宿泊施設のみの予約でも一泊2万円まで補助が出る。ちなみに寝台車や夜行フェリーも宿泊扱いだ。

交通費が余りかからない近場だと宿泊のみ、少し遠出をするなら交通費込のツアー、日帰りなら通常2万円の高級日帰り旅行が最もお得だと言える。一泊二食付きにしておけば余計な費用も掛からずにさらにお得だ。但し、地元で使用できるクーポンを発行するためには地元企業等との協議が必要になる為、これらのサービスは9月以降の利用になる。9月以降に休みがとれる方は断然9月以降がお勧めだ。

■夏休みだってお得!今すぐ申し込むのが吉!

とはいえ、休みの都合や子供さんの学校の関係で夏休みしか行けないという方も多いだろう。残念ながら、地域共通クーポンの配布は9月以降となる為、割引率は低めになるが、7月22日以降の旅行については旅行代金補助分にあたる35%が割引になる。これは各社準備が出来次第、22日以降続々と旅行代理店や予約サイトに出回るだろう。

もちろん、夏休みの旅行を検討されている方は逃さない手はない。

ただ、夏休みの予定は一日でも早く立てたい。しかもお盆の時期ともなると満室で取れない恐れもある。そういった方はキャンペーンなど待たずに今すぐ予約すればいい。

なぜなら、22日までの予約分も後日事務局に還付手続きをすれば35%分、なんと返ってくる。これが新たに公平を期すために制度改良された大きな点だ。

今すぐ申し込んだ方がいい理由はもうひとつある。旅行代金は時期的要因も含め年中大きく変動しているのだが、注意が必要なのは、こうしたキャンペーン実施期間はこれらの補助を見込んだ上で高めのツアー料金や宿泊料金が設定されるケースが多い。つまり22日以降に出されるパッケージは補助があるのでトータルとしては安いが、通常より割高に設定される可能性がある。9月以降の旅行は割引率が高いので普通にキャンペーン割のパッケージで行くのが一番お得だが、割引率の低い8月中の旅行の場合は、還付を受ける前提で今すぐ申し込んだ方がさらに安く旅行ができる可能性は高い。

■キャンセルポリシーよく読んで!キャンセルも選択肢に!

 「今すぐ申し込んでも、22日以降にいいプランが出てくるかも」と思う方は、予約した上で、最終キャンセル料が発生する直前まで見定めて乗り換えるという手もある。また、今回に限ってはコロナ禍の旅行になる為、ギリギリまでしっかり見定めた上で旅行計画の是非をお決め頂きたい。その為にもキャンセル料が直前まで掛からない宿泊施設、ツアーを検討することをお勧めする。言うまでもないが、コロナの情勢は日々刻々と変化するので、決して無理はしないように。

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。

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