「魔女の宅急便に出てくるジジみたいな子がいいね」…偶然出会った運命の子猫、先住猫とは兄弟猫のよう

 元保護猫を飼っていたおばあさんが、エサを与えていた野良猫が産んだ子猫を保護した。黒猫の子猫だった。保護団体「定ニャンの会」が里親を募集したのだが、時を同じくして、北海道に住む山口さんは、黒猫の子猫を飼おうと思って探していた。

■野良猫の親子

札幌市南区、妊娠していた母猫は、あるおばあさんの家でフードをもらっていた。あまり姿を見かけなくなったが、フードを置いておくと無くなっていた。おばあさんは、一度だけ母猫と3、4匹の子猫の姿を見かけたが、家に来ることはなかった。2018年8月、1匹の子猫がおばあさんの家の前に現れたので保護。生後3カ月になっていた。おばあさんは、保護団体「定ニャンの会」が保護した猫を飼っていたので、ボランティアに連絡。里親を探すことになったという。

定ニャンの会の代表は、インスタグラムに子猫の写真を投稿した。黒猫で、ぶぶちゃんという名前だった。

■運命の出会い

北海道に住む山口さんは、定ニャンの会が保護したとらきちくんという猫と暮らしていた。夫が「もう1匹猫を飼いたい」と言ったので、譲渡サイトを見て探しているところだった。

「魔女の宅急便に出てくるジジみたいな子がいいね」と言っていた時、ぶぶちゃんの写真を見た。運命的な出会いだと思った。9月、山口さんは定ニャン会の代表と一緒にぶぶちゃんに会いに行った。

ぶぶちゃんは、おばあさんが飼っている猫に甘えて、兄弟のように仲良く暮らしていたという。

「こんなに猫のことが好きな猫がいるんだ。これならとらきちともうまくやっていけそうだと思いました。猫じゃらしを振ると追いかけて楽しそうに遊んでいました」

ぶぶちゃんは大切に育てられているようで、人のことも大好きだった。山口さんは、ぶぶちゃんを譲渡してもらうことにした。おばあさんは、里親が決まったことを喜んでワクチン代を出してくれた。

■本当の兄弟のように

 黒猫だったので、おはぎくんという名前にした。

とらきちくんは、最初だけシャーっと威嚇したが、ケージごしににおいをかぎ合っていた。おはぎくんは、夜中にケージから外に出ていき、翌朝にはとらきちくんにピッタリ寄り添って寝ていたという。

おはぎくんは自由に家の中を探検し、3日目にはとらきちくんがおはぎくんをグルーミングしていた。おはぎくんが洗濯機の横に隠れていると、まるで「大丈夫だよ」とでも言うようにとらきちくんが声をかけ、2匹揃って出てきたこともある。とらきちくんに弟ができたようだった。その話を聞いて、おばあさんも安心してくれたという。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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