舛添要一氏、電気グルーヴの作品出荷停止の撤回に理解 “不道徳な芸術”も秀逸

 元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70)が15日、ツイッターを更新。コカインを使用した麻薬取締法違反容疑で逮捕、起訴されたピエール瀧被告(52)が所属するテクノユニット「電気グルーヴ」の音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止に対する抗議の署名活動が大きな反響を呼んでいることに言及した。

 舛添氏は「ピエール瀧逮捕による作品の出荷停止の撤回を求める6万4000人余りの署名がレコード会社に提出された」と経緯を踏まえ、「犯罪は弾劾すべきだが、品行方正な作者の作品でなければ認めないというのなら、人類が生みだした音楽、絵画など多くの芸術作品が抹殺される」と指摘した。

 表現活動にモラルを求める声に対し、舛添氏は「不道徳な芸術家の作品が秀逸であることはよくある」と持論を展開。“不寛容”な社会に対して表現活動への理解を求めた。

 この日は、署名活動を行った発起人、賛同人が都内の文部科学省で会見。同じミュージシャンで、70年代後半から活動するバンド「ヒカシュー」の巻上公一らが思いを語った。署名を求めるキャンペーンはネット上で3月15日から開始され、79カ国、6万4606人の賛同を得たという。

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