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通天閣を人力発電でライトアップ そんなことが可能なのか!?

 みんなのチカラで自転車をこいで「人力発電」を行い、その電力で「通天閣」をライトアップ。そんなユニークなイベント「もっと輝け!なにわのシンボルプロジェクト 通天閣篇」がこのほど開催された。明治時代から親しまれてきた「通天閣」。時代が平成から令和に移ろうとしている中、そんな“なにわのシンボル”に人力発電によって希望と感謝の灯りが灯された。

 イベントを企画したのは、エコ&エンターテインメントをテーマにした人力発電集団「チームエジソン」。2011年3月11日の東日本大震災を契機に設立され、これまで東京タワーはじめ、気仙沼大島、茨城・亀城公園、毎年行われている東京・中目黒桜祭りなど全国各地で人力発電でのライトアップにチャレンジしてきた。

 大阪での開催は17年にライトアップされた四天王寺・五重塔に続き、今回が第2弾。選ばれたのが「昭和」に再建された2代目の通天閣だ。ペダルを回転させて発電する自転車型の人力発電機を用い、事前に大阪市内数カ所を回って蓄電。当日は途中で雨にも見舞われ参加者数も心配されたが、国籍、老若男女問わず、総勢5000人以上のチカラが「電気」に変わり、大阪の街を「元気」にしていった。

 イベントのハイライトは20時からのライトアップカウントダウン。ここで通天閣が一時消灯されると、みんなの気持ちが一つになり、直後になにわの夜空にシンボルが白く映し出された。まさに幻想的なシーン。その瞬間、参加者やそれを見守る人たちから歓声と驚きの声が飛び交ったのはいうまでもない。

 「通天閣へ今までありがとう!そして、これからもよろしくね」を合言葉に点灯イベントは大盛況。しかし、まだ続きがあった。

 イベント当日は、WWF(世界自然保護資基金)の活動の一環として、現地時間の20時30分を迎えた地域から順次消灯を行い、消灯リレーが地球をぐるりと1周するプロジェクト「EARTH HOUR 2019」も開催され、通天閣も同時刻に消灯し、エコ活動への意識も高めた。

 イベント主催でもある「なにわのシンボルプロジェクト実行委員会」の担当者は「正直、点灯するかとても不安でしたが、関西を代表するシンボルの灯りを無事に灯すことができ、また、新しいスタイルのエコ&エンターテインメントを通して、通天閣をたくさんの方に見てもらうことができて最高です」と興奮さめやまぬ熱いメッセージを新世界の夜空に送った。(デイリースポーツ特約記者・山本智行)

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