「事故物件住みます芸人」松原タニシがブレーク 6年間で7軒…過去に恐怖体験も

 何とも聞き慣れない“住みます芸人”が存在する。過去に住んでいた人が自殺や殺人など何らかの原因で亡くなった賃貸住宅などを「事故物件」と呼ぶが、6年間で7軒のそうした部屋に住み続ける「事故物件住みます芸人」が、お笑い芸人の松原タニシ(36)だ。

 きっかけは、所属する松竹芸能の先輩・北野誠のテレビ番組だった。事故物件に住んで幽霊が撮影できたらギャラがもらえるという企画で、特にオカルトに興味があったわけでもなく、「霊感が強かったわけではない」そうだが、当時ほとんど仕事がなかったという松原は自ら手を挙げた。

 怖い目には、入居早々にあったという。「引っ越して1週間目にマンションの前で車にひかれまして…。無傷でしたが、これって本当に命危ないかもしれないと思いました」と振り返る。「その後、引っ越しを手伝ってくれた後輩2人も同じ時期、違う場所で車にひかれました」と明かした。

 番組の企画は半年で終了したのだが、「これで終わるのはもったない」と、さらに半年住み続けた。「最初は嫌々でしたけど…。でも、1年間住んで『生きてるな』って思って。あえて怖いジェットコースターに乗るじゃないですけど、恐怖を乗り越えたところに自信が付く、みたいな」。その後も自らの意思で事故物件を渡り歩いている。

 前述の後輩だけでなく、他にも周囲の人たちも“巻き込んでいる”。車を運転中の知り合いのディレクターにメールを送ったところ、メールが届いた瞬間に運転していた車のカーナビの電源が落ちた。ほかにも電話をかけた相手の携帯が壊れるなど…、「ささやかな迷惑をかけています」と明かす。

 現在は東京・新宿と大阪の2カ所に部屋を借り、行き来しながら生活している。「今はオカルト的なものに興味を感じているので。自分の興味を追い続けることで、仕事になるのなら、このままでいいかな」と、これからも“道”を極めるようだ。(デイリースポーツ・赤尾直人)

◆ラジオ関西「松原タニシの生きる」 http://jocr.jp/topics/20181012182045/

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