パチンコ「高尾」社長殺害犯は“面識のある者”か 小川泰平氏が推測、早期解決も

 名古屋市のパチンコ機器製造会社「高尾」社長の内ケ島正規さん(39)が同社の車庫内で死体で見つかった殺人事件について、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は2日夜、デイリースポーツの取材に対し、面識のある者による犯行と推測した。

 内ケ島さんは遺体となって発見される前日の10月24日、いったん退社した後、午後10時頃に会社に戻っている。同日午後10時以降、フェンスを乗り越えて敷地内に侵入するマスク姿の不審者が防犯カメラに映っていたことを受け、小川氏は「当日の内ケ島さんのスケジュール、または行動を知っていなければ、その時間に動かないと考えられる。車庫と社屋が別れていることも知っていたことからも、面識のある者の犯行である可能性が高い」と指摘した。

 小川氏は31日にも2度目の現地取材を現場やその周辺で行った。「鋭利な首の動脈や静脈を切られていた。命を奪うために、この現場に来たという強い殺意と計画性をうかがわせる」と犯人像を語った。

 内ケ島さんは昨年4月、旅行先のフィリピンで車に乗っていたところ、オートバイに乗った男に銃撃され、内ケ島さんの隣に座っていたパチンコ台部品メーカー社長(48)が死亡した。小川氏は「フィリピンでは日本人観光客が(金品目当てで)狙われるケースもあるが、一方でヒットマンに狙われた可能性もある」と分析。関連はまだ不明だが、内ケ島さんがそうした危険な状況であったことは事実だ。

 捜査本部は他のトラブルの有無も調べている。小川氏は「捜査本部は、会社でのトラブル、個人的なトラブル、両面からと話はしているが、ある程度絞って捜査を進めていると聞いています」と早期解決を予想した。

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