男性下着専門ブランドが目指すもの「業界の異端児に」

 下着と言えば女性が気にかけるもので、これまで多くの男性は、あまり気にすることはなかったのではないだろうか。特におじさん世代は多少のはき心地は気にするものの、こだわりと言えば”トランクス派”か”ブリーフ派”かと言った程度。ところが、最近は30代から40代を中心に見せる下着としてボクサータイプが人気を集め、ビキニタイプがそれを追い上げていると言う。実際、ファッションイベントでは男性下着ショーが一番盛り上がると言うから時代も変わったものだ。

 なるほど、大阪市内の阪急うめだ本店、阪急メンズ館地下の売り場をのぞくと、デザインも大胆でセクシーなものからスポーティーなものまで実に多彩。素材もコットン、ナイロン、ポリウレタンなど様々だ。

 注目度が高くなるにつれ、下着ブランドも群雄割拠の時代に突入しているそう。カルバン・クライン、ディーゼル、エンポリオ・アルマーニ、ポロ・ラルフローレンと言った海外の常連組、さらにワコールメン、BVDと言った国内外の老舗が幅をきかせる中、大阪発の男性下着専門ブランドとして熱視線を浴びているのが「EGDE」だ。デザイナーも兼ねる周藤真治・代表取締役社長(40)が言う。

 「とがったもの、とがった発想というのが社名の由来。われわれはパンツ業界の異端児を目指しています」

 大阪市福島区に営業所を構えて今年で6年。週3回という短いサイクルで新商品を500枚から1000枚売り出し、再販しないことが基本方針。楽天ショップの人気ランキングの上位常連になっており、国内はもちろん、香港、台湾、アメリカ人のリピーターも多いと言う。

 「男性もセクシーに。ローライズな下着は鍛え上げた体によく似合います。これまでは、着心地やはき心地を重視した下着が多かったのですが、いまは見せる下着が注目されています」

 商品の一例を挙げるとTバックでパンツ横のフックを外せるもの、お尻の割れ目に沿ってファスナーがついたものなど、いずれもエロ格好いいものばかり。お値段は3000円台が中心だ。 

1995年のプロ野球ドラフト会議では当時、近鉄の監督だった佐々木恭介さんが赤フンをはき、見事に福留孝介(現阪神)を引き当てた。アナタもいざ、というときのために”勝負パンツ”を1枚いかがかな。(デイリースポーツ特約記者・山本智行)

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