G20、過剰生産巡り意見対立 強制労働でも一致せず
【ミルウォーキー共同】20カ国・地域(G20)は1日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで貿易相会合の2日目の協議を終え、閉幕した。議長を務めた米通商代表部(USTR)のグリア代表は記者会見で、主要議題に掲げた鉄鋼などの過剰生産を巡って参加メンバー間の意見が対立し、合意できなかったと明らかにした。強制労働を巡る議題でも全会一致に至らなかったと説明した。
食料や肥料などの取引を相手国への圧力の手段とする「食料貿易の武器化」に関しては、非難する立場で合意に達したと表明。グリア氏は「農産物が政治、経済的な威圧の手段として用いられないようにするための重要な一歩だ」と訴えた。
グリア氏は、過剰生産を巡り「世界貿易の土台を壊すもので、G20として取り組むべき問題だ。合意できなかったのは残念だ」と述べた。どの国が反対したのかは、明らかにしなかった。
米国はかねて、中国が鉄鋼などを過剰に生産して安価な製品を大量に輸出し、各国の製造業に打撃を与えていると批判してきた。一方で、中国はこうした主張に真っ向から反論している。
