円上昇、一時152円台後半 2月以来、半年ぶり水準
8日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=152円台後半を付けた。2月中旬以来、約半年ぶりの円高水準となった。日銀の追加利上げ観測が広がった一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退した。日米の金利差縮小が意識され、円が買われ、ドルが売られた。
午前11時現在は前日比2円18銭円高ドル安の1ドル=153円37~39銭。ユーロは2円39銭円高ユーロ安の1ユーロ=178円41~43銭。
片山さつき財務相は8日の閣議後記者会見で、外国為替市場での円高進行を巡り「米財務省とも緊密なコミュニケーションを維持し、秩序ある為替相場の維持に取り組んでいく」と述べた。
市場では「日米の金融政策の方向の違いが意識されている」(市場関係者)との声があった。
円相場は7月下旬に1時1ドル=164円に迫った。その後、政府、日銀による円買い介入の実施や、日米両政府による協調介入で急激な円安進行を抑制していた。
