「特定の国を敵視せず」 VIVANTでTBS社長

 TBSテレビの龍宝正峰社長は28日の定例記者会見で、放送中のドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」の演出を中国メディアが批判していることについて「特定の国を敵視したり、おとしめたりする意思はない」と述べた。

 龍宝社長は「完全なフィクションによるエンターテインメント作品」と強調。国家間の対立をあおったり、武力行使や暴力を容認したりする立場にはなく「国民感情を傷つけるようなメッセージを届けることはありません」と話した。

 作中では、「中国の秘密情報組織」が日本人を拷問する場面も描かれた。龍宝社長はこの場面について「演出上の必要性はあるという前提で制作している」と説明。一方「視聴者に不快な思いや恐怖を与える演出になっていないか、しっかり検討すべき課題だと考えています」と述べた。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は拷問シーンを問題視し「中国脅威論を誇張している」と非難。国営中央テレビも「対立をつくり出し、敵意をあおっている」と糾弾していた。

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