新たな埴輪の窯跡30年ぶり発見 「巫女」出土、埼玉の遺跡
古墳時代後期に東日本最大級の埴輪産地だった埼玉県鴻巣市の生出塚遺跡で、新たに窯跡3基が約30年ぶりに発見された。市によると、原料を採取する粘土採掘坑も見つかり「巫女の埴輪」が出土した。窯跡は採掘坑に隣接し、人為的に形成された土を盛って作られており、いずれも全国的に珍しいという。
同遺跡は5世紀末~6世紀末の約100年間、国指定特別史跡の埼玉古墳群(同県行田市)のほか、横浜市や千葉県市川市などにある南関東各地の古墳にも供給していたとされる。
1979年から断続的に発掘調査があり、これまで窯跡計40基のほか、円筒埴輪や形象埴輪が多数見つかっている。今回は今年2~3月、住宅建設に伴う記録保存のために発掘調査をした。
