鈴木彩艶 スウェーデン戦へ2大エースのヨケレス&イサク封じだ 得失点差が重要な1位通過へ「シュートの準備を常に心がける」

 日本代表は22日、米テネシー州ナッシュビル近郊で、25日(日本時間26日)にダラス競技場で行われる最終第3戦のスウェーデン戦に向けた練習を始めた。決勝トーナメント進出には引き分け以上、1位通過には勝利が求められる一戦で、GK鈴木彩艶(23)=パルマ=は、スウェーデンの強力な“2トップ封じ”を決意。過度に情報を入れすぎず、対応していくイメージを膨らませた。

 無失点で勝利したチュニジア戦から2日。日本の守護神・鈴木彩は早くも次の一戦へ切り替えていた。「次はより攻撃が強烈になると思うので、より難しい試合が想定される。相手のシュート、ロングボールの部分で準備をしっかりしたい」。そう話す姿は23歳ながら風格が漂う。

 スウェーデンの警戒ポイントは明確。ともにイングランド・プレミアリーグでプレーするヨケレス(アーセナル)、イサク(リバプール)の2大エースだ。初戦のチュニジア戦ではそろってゴール。オランダ戦でも得点こそ奪えなかったが、迫力ある攻撃で相手ゴールを脅かした。

 小さい頃から自己分析力にたけている鈴木彩。被枠内シュートが0だったチュニジア戦からもヒントを得ていた。前半3分に、ペナルティーエリア左外から打たれた枠外のミドルシュートを振り返り「あの場面も普通だったらシュートを狙う場所ではなかったが、スウェーデンのストライカーは狙ってくる」と警戒。「シュートの準備を常にすることを心がけたい」とイメージする。

 膨大なデータがある現代は、相手を徹底的に研究する選手も珍しくない。その中で鈴木彩は、あえてデータに頼りすぎないようにしているという。「世界レベルの選手は何をするか分からない」。先入観にとらわれると、利き足ではない逆足からのシュートに反応が遅れるケースがある。サポートメンバーの吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)とも意気投合した内容だ。

 1位通過を狙うには、得失点差も鍵を握る。鈴木が日本の防波堤として、どんなシュートも防いでみせる。

 ◆ビクトル・ヨケレス(Viktor Gyokeres) 1998年6月4日、スウェーデン・ストックホルム出身。ブライトン(イングランド)などを経て、23年に加入したスポルティング(ポルトガル)で覚醒。2シーズン連続で得点王に輝き、チームをリーグ連覇に導く。25年7月にアーセナル(イングランド)に移籍。クラブのレジェンドであるアンリと同じ背番号14を着用するなど期待され、今季14得点で名門の22年ぶりのリーグ優勝に貢献した。身長187センチ、体重86キロ。

 ◆アレクサンデル・イサク(Alexander Isak) 1999年9月21日、スウェーデン・ソルナ出身。16歳で地元クラブからプロデビュー。ドイツ、オランダのクラブを経て、2019年夏にスペインのレアル・ソシエダードに移籍。22年にイングランド・プレミアリーグのニューカッスルに移籍して得点を重ね、25年9月にリバプールに加入した。同年12月に足首などを負傷して手術を受けたが、今年4月に復帰した。身長192センチ、体重77キロ。

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