メンター・南野拓実がナッシュビル入り 初練習で先頭引っ張る「100%チームのためここにいる」

 サッカー日本代表は8日、W杯北中米3カ国大会に向けた事前合宿を行ったメキシコのモンテレイから、ベースキャンプ地となる米テネシー州ナッシュビルに移動し、初練習した。サポート役の「メンター」の立場で同行するMF南野拓実(31)=モナコ=も合流し、一緒に体を動かした。日本はナッシュビルで最終調整し、14日(日本時間15日)に迫るオランダとの1次リーグF組初戦に備える。

 頼もしいサポート役がまた一人加わった。ナッシュビルでの日本の初練習。約5千人のファンが大声援を送り、BGMが流れる中、南野は仲間を引っ張るように先頭を走った。

 昨年12月に左膝の前十字靱帯を断裂。2度目のW杯代表入りを逃したが、リハビリしながら自身の経験を伝える。「僕がここにいるのは100%、チームのため。日本がいい結果を出すために、何か力になれれば」と胸中を語った。

 前回W杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦。PK戦の1番手に名乗り出たが、失敗した。今回のW杯での雪辱に懸けていた分、負傷してから数週間は「つらかった」と明かした。しかし「どう立ち直って、どう強くなっていくべきか。いろいろな選手を見てきた」と言い、自身も前を向き、復帰への道を歩み始めた。

 苦境で歯を食いしばる姿は、周囲に力を与える。鎌田は南野を「みんなの兄貴的な存在」と表現。「いるだけで雰囲気が明るくなる。すごく頼れる人なので、みんなにとっていいこと」と歓迎した。決戦を前に、元主将のDF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)とともに森保ジャパンを支える効果は計り知れない。

 ナッシュビルは日系企業が多く進出する親日都市で、行政からの支援も手厚い。練習場などの施設も充実。森保監督が「日本を応援してくれる雰囲気がある所でキャンプするのは選手のモチベーションのプラスにつながる」と期待した通りの初日。9日のオフを挟み、オランダ戦を想定した戦術練習などの最終調整に入る。決戦の日を迎える準備は整った。

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