伊東純也 FK弾狙う!「本番で決められたら」 憧れ・中村俊輔コーチとの指名練習で新たな気づき「思ったより蹴られるな」

日本代表・伊東純也
 事前合宿でFKの練習をする伊東
 事前合宿でFKの練習をする(右から)中村コーチ、伊東ら
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 サッカーのW杯北中米3カ国大会(11日開幕)へ向けて事前合宿を行っている日本代表は6日、メキシコのモンテレイ近郊で一部を非公開にして調整した。全体練習後にはMF伊東純也(33)=ゲンク=らが、現役時代にFKの名手として知られた中村俊輔コーチのもと、直接FKを練習。プロ入り後、直接FK弾は0本の伊東は「思ったより蹴られた。本番で決められたらいいかな」と、日本の新たな武器となる“飛び道具”のキッカーに名乗りを上げた。

 今合宿初めての光景だった。全体練習後、俊輔コーチから招集がかかった、伊東、鎌田、田中、菅原、久保がFKの特訓。最年長の伊東はさまざまな蹴り方を試し、感覚を確かめた。「最初は調子よかった。最後の方によくなくなっていった」と笑ったが、その目は少年のように光っていた。

 横須賀市出身の伊東にとって、横浜Mの選手だった俊輔コーチは一番の憧れだった。「まねはできない。正直、あんなFKは決められない」と遠かった存在が今は目の前にいる。この日、俊輔コーチは笛を吹き映像を撮っただけで具体的なアドバイスはこれからだが、「一番うまい人から教われるのはいいこと」とやりがいを感じている。

 FKを含めて正確無比なクロスで得点を演出してきた伊東だが、プロに入って直接FKは決めたことがない。最後に決めたのは「高校の時。大事な試合じゃないので覚えていない」と振り返る。そもそも直接FKを狙う機会もほとんどなかっただけに、今回で「思ったより蹴られるな」と新たな気づきを得た。

10年以来なし

 日本代表のW杯での直接FK弾をさかのぼると、2010年の南アフリカ大会デンマーク戦でのMF本田圭佑、MF遠藤保仁によるゴールが最後。現代表では圧倒的なフリーキッカーの存在はいない。それだけに「蹴られるに越したことはない」と短期間での成長を目指す。

 そのために名手・中村俊輔コーチのエッセンスを吸収する。「今日のメンバーで練習していって、本番で決められたら」。憧れの存在と逆の右足で、日本を沸かせる一撃を放り込む。

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