サッカーのW杯北中米3カ国大会(6月11日開幕)へ向け、千葉市内で合宿中の日本代表が29日、冒頭15分を報道陣に公開した。この日からMF久保建英(24)=レアル・ソシエダード=ら10人が合流し、壮行試合のアイスランド戦(31日、MUFG国立)に出場するメンバー26人がそろった。W杯で初めて「10」を付けるMF堂安律(27)=フランクフルト=らが取材に応じ、背番号への思いと意気込みを語った。
エースとしての自覚を胸に、自身2度目のW杯へ臨む。前回大会は背番号8だったが、今回は10番を背負うことになった堂安は「10番をつけたいというのは、僕自身、代表に入った時から発していたこと。それをかなえられた自分を褒めたい。間違いなく責任感は前回とは比べものにならない。覚悟を持って準備したい」と気合を入れた。
憧れてきたエースナンバー。名波浩コーチや中村俊輔コーチが背負ってきた番号を、堂安もW杯で付ける時がきた。「俊輔さんや名波さん、歴代の10番の選手がいる中で僕としては緊張感が上がるが、良い緊張感を持って、彼らに少しでも認めてもらえるように結果を出したい」。レジェンドたちがつないできた系譜を受け継いでいく。
合宿にはアイスランド戦に向け、DF吉田麻也(LAギャラクシー)が参加。堂安がリーダーを目指すきっかけとなった大きな存在だ。「『リーダーになりたい』と僕が発したのも彼の背中を見てからだった」と堂安。吉田がチームに帯同するのは6月1日までだが、短い時間でも、先輩の振る舞いから存分に吸収する。
W杯開幕まで2週間を切った。気持ちの盛り上がりも感じるが、「10番をつけてピッチに立つことが目標じゃない」と言い切る。目標はW杯優勝のみ。「堂安律という選手を存分表現できるような大会にしたい」。覚悟を胸に、大舞台でサムライブルーの先頭を走る。