遠藤航が出国 ベルギー1部シントトロイデンでは「ボランチで勝負」

 J1浦和からベルギー1部シントトロイデンに移籍した日本代表MF遠藤航(25)が25日、成田空港から出国した。センターバック、サイドバック、ボランチと守備的なポジションはユーティリティーにこなすが、ボランチとして勝負する思いを訴えた。

 「クラブにはボランチとして勝負したいという話をしていて。いろいろなところができることを評価されていると思いますが、基本的にはボランチでの出場時間を増やしたい」と前を向いた。

 W杯ロシア大会代表に選出されたが、出場は果たせなかった。「W杯が終わった後は出られなかった悔しさとチームとしてベスト8にいけなかった悔しさの両方があった」と大会を振り返る。その上で、「W杯の悔しさを経験してさらに海外志向が強くなって、そのタイミングでオファーをいただいたのでチャレンジしたい気持ちは非常に強くなりました」と明かした。

 「今回のロシアW杯の悔しさを忘れずに、4年間を過ごすというところで、その第一歩として海外移籍が自分の中にあって、これからはヨーロッパでどれだけ上にいけるかが大事だと思う。その結果が4年後につながればいいと思います。目の前にあることをやっていきながら、最終的に4年後、W杯の舞台に立てればと思います」。海外での武者修行の先に、4年後の夢を見据えた。

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