日本、乾が惜しいヘッドも…ベルギー猛攻しのぎ0-0で前半終了

前半、ヘディングシュートを放つ日本代表・乾=ロシア・ロストフナドヌー(撮影・堀内翔)
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 「ロシアW杯・1回戦、ベルギー-日本」(2日、ロストフナドヌー)

 日本はE・アザール、ルカクを中心にしたベルギーの猛攻をしのぎ前半を0-0で終えた。攻撃でも、MF乾のヘッドなど左サイドからの攻撃でベルギーゴールを脅かすシーンがあった。

 日本が最大のチャンスを迎えたのは前半31分。ロングパスを左サイドに開いた香川が相手選手と競り合いながらもキープし抜け出す。長友にわたし、クロスを乾がヘディングで狙った。惜しくもGKクルトワの正面をつきキャッチされたが、得点の可能性は感じさせた。

 終了間際には、左サイドを駆け上がった長友へのロングパスがとおり、エリア内からシュート性のボールを入れた。これを中央の大迫がさわりコースが変わったがGKクルトワが対応。直後にボールをこぼしたが、日本の選手はつめられなかった。

 ただ、時間でみれば大半がベルギーがゲームを支配した。25分にはルカクの強靭な体を活かしてゴール至近距離でポストプレーに入った。そのまま押し込まれかねないシーンだったが、こぼれたボールを川島が押さえた。

 ほかにもベルギーはCKが多く、29分には左CKから逆サイドを駆け上がったコンパニーに出て、ゴール至近距離で合わせられた。川島が体を投げ出しシュートコースを消していたため、枠をとらえなかったが、いつ失点してもおかしくない状況が続いた。

 ただ、E・アザールやルカクといったベルギーの攻撃のキーマンにボールがわたる前にボールをカットする組織的な守備を見せたり、サイドを突破させまいと、ムニエ、カラスコの両アウトサイドには2人で対応して防いだりと、集中は保っている。

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