「ロシアW杯・H組、日本-ポーランド」(28日、ボルゴグラード)
2大会ぶりの1次リーグ突破がかかるポーランド戦。日本は引き分け以上で16強進出が決まるが、ここまでの2戦は格上相手にも勝利を目指す西野監督の采配がうまくピッチ上で選手たちに自信を与え、チームが好転している印象だ。
1勝1分けでH組の首位に立っているとはいえ、負ければ敗退もあり得る第3戦。勝ち点3を目指すにあたって、ポイントになりそうなのは2点ある。「セットプレーでの得点」と「相手エースの孤立化」だ。
ポーランドにとって敗退が決まったコロンビア戦。着目すべきはコロンビアの先制点のシーンだ。ショートCKのリターンからMFロドリゲスがふわりと浮かしてゴールを演出。体格で優れるポーランド守備陣だが、このシーンはコロンビアの揺さぶりに対してボールウオッチャーとなっていることが分かる。この場面以外でも、同じような状態は散見。日本にとっては狙いどころの一つだ。
もう一つがFWレバンドフスキ対策。今大会無得点ながら、昨季のブンデスリーガ得点王の実力には疑いようがない。ただ、周囲との連係ミスからいらだつシーンも見られ、セネガル戦後には「自分は周囲のアシストがあって生きるFWだ」とこぼしていた。
日本はセネガル戦でDF酒井宏が相手FWマネに対して食らいついていったように、ある程度の個人守備戦術も必要。だが中盤やサイドでも粘り強い守備を見せて、エースへの供給路を断ちたい。
既に敗退が決まっているポーランドに対して、国民からは悲観的な視線が注がれているという。ただ02年日韓大会、06年ドイツ大会では、2連敗で迎えた第3戦を勝利で飾り、大会を去っている。
FW岡崎は「今のポーランドに引き分け、ないしは勝ちに持っていくには、単純に考えて、これが親善試合でも難しいもの」と警戒感を高めている。群雄割拠の欧州予選を突破し、FIFAランク8位の実力は決して、本大会での2試合だけではかるものではない。一分の隙も見せず、16強へ駆け上がって欲しい。(デイリースポーツ・松落大樹)