西野ジャパン“全員サッカー”で1位突破へ 先発メンバーへの入れ替え検討も

 「ロシアW杯・H組、日本-ポーランド」(28日、ボルゴグラード)

 サッカー日本代表は26日、1次リーグ・第3戦のポーランド戦に向け、ベースキャンプ地のカザンで冒頭15分間をのぞく非公開練習で調整した。引き分け以上で、自力での16強進出が決まる大一番に向け、西野朗監督(63)が先発メンバーの入れ替えを検討していることが判明。総力戦でポーランド戦に臨む。また、FW岡崎慎司(32)=レスター=はW杯3大会連続の「3戦目得点」への意気込みを示した。

 23人全員の力で、2大会ぶりとなる16強の扉をこじ開ける。コロンビア、セネガル戦と同じ先発メンバーで臨んだ日本だが、関係者によると指揮官はポーランド戦での先発入れ替えを検討。非公開で行われた戦術練習でも、複数の組み合わせを試したもようだ。

 総力戦だ。セネガル戦では、MF本田、FW岡崎らを途中投入して勝ち点1を引き寄せた勝負師の指揮官だが、試合後には「非常にスタートのメンバーがリズム良くやっていた」と語るなど、ピッチ上の流れを大事にするスタイル。だが、2戦連続でハードワークを惜しまなかったMF原口、長谷部らの消耗も激しく、左MFに武藤、ボランチにMF山口といったフレッシュなメンバーを送り込むプランもあるという。

 全員サッカーこそが日本の真骨頂だ。23人のW杯メンバーを発表した、5月31日の記者会見。西野監督はポリバレント(多様性)というキーワードをもとに「第1試合、第2試合、第3試合をシミュレーションをして、可能性を膨らませられるタレントがこれからどう組んでいけるか」と話していた。ハナから決まったメンバーだけでタフな3試合を戦い抜くつもりはない。

 勝ち点4を挙げた、ここまでの2試合、出場機会の少ない選手たちも、試合中に「苦しい時はベンチを見ろ」と声をかけるなど、チームの一体感を高めてきた。試合当日も、気温30度を超えることが予想される、ボルゴグラードの決戦。日の丸を背負うサムライたちが一丸となり、勝利をつかみ取る。

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