「キリンチャレンジカップ、日本０－２ガーナ」（３０日、日産スタジアム）

　０６年Ｗ杯ドイツ大会を率いたジーコ元監督（６５）は会場で試合を観戦し、初陣で完敗に終わった西野監督へ“先輩”として提言した。

　まずは「自分が持っている信念を信じて、やり通してほしい」ということ。そして「早めに自分のチームを決めてそのメンバーで練習する」ことも重要だと断言。「どこかを変えたり、テストをするる時間は全くない」と選手と心中する覚悟で臨むべきと語った。

　縦パスが少ないことやエリア内へのクロスが高いことを例に「自分たちの生かし方をもうちょっと大切にできる」とも指摘。ただ「全てが悪いのではなく、やむを得ない急激な変化が（システムや選手構成に）あっての試合状況」とフォローも忘れなかった。最後は「ダイジョーブ！」と日本語でエールを送った。