なでしこ187cm山根に仰天オファー

 なでしこジャパンに競技の枠を超えたオファーが舞い込んだ?アルガルベ杯(3月6日開幕)に向けて25日から千葉県内で合宿中のサッカー女子日本代表を26日、ラグビー日本代表のエディ・ジョーンズ監督(53)が視察。身長187センチのGK山根恵里奈(22)=千葉=を「ラグビーのセカンドローができる」と絶賛した。ラグビー界の名将の目にとまるほどの大型GKの素顔とは…。

 187センチの山根がほかの選手と並ぶと、頭1つ分上をいく。同じGKの海堀、久野の170センチをはるかに上回り、男子の守護神・川島の185センチよりも高い。足のサイズは歌手・和田アキ子の26・5センチより大きい28・5センチと、スケールはケタ違いの次世代守護神だ。

 ジョーンズ監督のお眼鏡にかなったことを知らされると「私、薄い(太ってない)ですよね…」と、さすがに困惑。大きな体に似合わず「まだ気持ちの部分で緊張しちゃう」と繊細な一面も持ち合わせている。

 けがに悩まされ続けてきた。東京電力時代の11年4月に椎間板ヘルニアを発症。「おなかが痛いのか背中が痛いのか分からない」と激痛に襲われた。7月には左内くるぶしも疲労骨折。福島第一原発事故に伴うチームの活動自粛もあり、「引退も考えた」という。

 しかし、10年の代表初選出時にかけられた佐々木監督の「お前が入れれば、なでしこは変わる」という言葉が支えになった。昨年も右膝半月板を損傷するなど苦闘は続くが「もう一回リスタートを考えました」と山根。W杯と五輪というでっかい夢を追う。

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