西野ジャパンついに始動!で、西野監督ってどんな人?

サッカー日本代表監督に西野朗氏が就任した。本番まで2カ月と迫った時期の一大事にひと肌脱ぐことになった西野氏。その人となりと素顔に、就任会見とデイリー歴代担当の回想で迫る。

公開日:2018.4.17

 G大阪の監督就任後、初めて暮らす関西を少しでも理解しようと京都を歩いた結果が高じて趣味に。吉本新喜劇もテレビで見て“教材”にしたという。そんなところにも、実直な人柄が感じ取れた。

【西野監督ってこんな人】歯に衣着せぬ言葉と実直な性格 おちゃめなギャップも

【2】選手にイジられてもOK でもピッチ内では規律に厳格

 ピッチ外での懐の深さと、ピッチ内での厳しさを兼ね備えていた。ピッチを離れれば、播戸や安田といった“ムードメーカー”たちにいじられることも許容。ファン感謝デーでは、当時はやっていたエドはるみのコスプレを披露。エドあきらとなり、会場を沸かせた。

【西野監督ってこんな人】“マイアミの奇跡”は「奇跡じゃない」…逆境でも勝利を追求
【西野監督ってこんな人】“マイアミの奇跡”は「奇跡じゃない」…逆境でも勝利を追求

 一方でピッチ内で規律を乱す者、気のないプレーを見せた選手には容赦なかった。(中略)ある外国人選手が交代に不満を示し、ユニホームを投げつけたことがあった。同選手はその後謝罪したが、「謝る謝らないの問題じゃない。使わない」と一刀両断。以後、起用することはなかった。

【西野監督ってこんな人】“マイアミの奇跡”は「奇跡じゃない」…逆境でも勝利を追求

 96年アトランタ五輪でブラジルを破った“マイアミの奇跡”について聞いたことがある。「狙ったことを実践して達成した。奇跡とは思っていない」。王国ブラジルをスカウティングで丸裸にし、徹底的に弱点を突き続けた末の勝利。必然だったと強調し、笑った。

【西野監督ってこんな人】“マイアミの奇跡”は「奇跡じゃない」…逆境でも勝利を追求

【3】根っからの現場主義者「芝生の上が一番落ち着く」

 G大阪時代からの愛車のカラーは「ワインレッド」。神戸に来ると「監督、ヴィッセルカラーですね」という周囲の声に照れて、即座に白色の同車種へと変更。何とも人間くさくも、愛すべきスターだった。

【西野監督ってこんな人】根っからの現場主義者「自分は芝生の上が落ち着く」
【西野監督ってこんな人】根っからの現場主義者「自分は芝生の上が落ち着く」

 根っからの現場主義者。G大阪の監督を退いた後、5カ月のブランクを経て神戸の監督に就任した際には「自由がこんなに苦しいものだとは、思わなかった。やはり自分は芝生の上が落ち着く」と話した。名古屋の監督を経て、日本協会の技術委員長になった際も「本当はこういう(室内の)照明ではなく、太陽の光が一番なんだけど」とダンディーに言っていたほどだ。

【西野監督ってこんな人】根っからの現場主義者「自分は芝生の上が落ち着く」

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