本田、香川の五輪OA枠招集あるぞ

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子U-23日本代表の手倉森誠監督(48)が15日、24歳以上の選手を3人まで登録できるオーバーエージ(OA)枠に、日本代表FW本田圭佑(29)=ACミラン、同MF香川真司(27)=ドルトムント=の“代表ダブルエース”を招集する可能性を示唆した。視察に訪れたJ1G大阪-柏戦の試合会場で取材に応じ「リストに挙げようかなと思っている」と話した。

 OA枠に日本代表の“ビッグ2”が名を連ねるかもしれない。手倉森監督がFW本田、MF香川の招集を示唆する驚きのプランを披露した。14日の組み合わせ抽選で日本の対戦相手が決定。1次リーグ第2戦のコロンビアはMFハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)、同最終戦のスウェーデンはFWズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)と、対戦国のOA枠にはA代表主力級のビッグネームが候補に挙がっている。

 日本に置き換えれば本田、香川クラス。手倉森監督は「その辺の名前が出てくると日本も打ち出さないといけない。国民もそこに注目しているわけだし、リストには挙げようかなと思っている」と、ぶち上げた。

 陽動作戦の狙いもある。「そうさせてもらえるかは国、協会の問題」と事情は理解している。ただ「戦いは始まっている。最後までどんなメンバーで行くか分からないと思わせるのも作戦」と、メディアも巻き込んだ情報戦で対戦相手に揺さぶりを掛ける。

 08年北京五輪に出場した本田、香川は1次リーグで3戦全敗に終わり、14年ブラジルW杯も1次リーグ敗退。悔しさを晴らす舞台としては申し分ない。指揮官はOA枠の人選について「ブラジルW杯を経験している選手はアドバンテージがある」とも話した。

 本大会出場すら危ぶまれた手倉森ジャパンが、68年メキシコ五輪以来48年ぶりとなるメダル獲得に挑む。「国民を期待値ゼロから興奮のるつぼと化したい」。戦いが待ち切れないように、指揮官は笑った。

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