日本U22イエメンに悔しいドロー

 「サッカー・U-22国際親善試合、イエメン0-0日本」(10日、ドーハ)

 来年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に備えて中東遠征中のU-22日本代表は、同じく最終予選出場国のU-22イエメン代表と0-0で引き分けた。チームは11日にアラブ首長国連邦のドバイへと移動。13日にはU-22ウズベキスタン代表との国際親善試合に臨む。

 五輪最終予選を1カ月後に控える日本だが、攻撃に決め手を欠き改善が見られない。後半から出たMF中島は「イエメンは最終予選の中では弱い(部類の)相手。0-0はあり得ない。寂しい試合」と悔しさをあらわにした。

 前半12分にFW鎌田がGKと1対1になった最初の決定機を外した。この後も3度は決定機があったが、1点が遠かった。鎌田は「フル代表が引かれた相手を攻めているのは見ていた。実際にやるとこれほど難しいものかと思った」とこぼした。

 手倉森監督は「抜けると思ったところで相手の足に引っかかる。きょうで気付いた選手もいると思う」と分析。海外勢との対戦経験が乏しい選手には糧になったとみている。

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