手倉森ジャパン最多9発爆勝

 「国際親善試合、Uー22日本9-0Uー22ミャンマー」(11日、フクアリ)

 16年リオデジャネイロ五輪出場を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表は、U-22ミャンマー代表に9-0で大勝した。FW鈴木武蔵(21)とMF中島翔哉(20)が4得点。東日本大震災から4年を迎えた日に大勝劇を演じ、手倉森誠監督(47)は「最後まで手を抜かずやってくれて満足している」と評価した。チームは今月下旬、五輪アジア1次予選を兼ねるU-23アジア選手権(27~31日、マレーシア)に臨む。

 特別な日に若き日本代表が鮮やかなゴールラッシュを見せた。格下相手とはいえ、積み上げたゴール数は「9」に達し、手倉森ジャパン最多得点となる大勝劇を演じた。

 昨年1月に発足し、12試合を戦ってきた手倉森ジャパンにとって、国内お披露目となる一戦は東日本大震災から4年を迎えた日に行われた。当時仙台を率い、現在も仙台に住む手倉森監督にとっても意義深い試合だった。

 試合前には被災した人々を描いた「知られざる英雄」と題された映像を選手に見せた。「人々の希望の光とされる存在であり続けたい」という指揮官の思いに、選手は全力で応えた。4得点を挙げたFW鈴木は「必死に戦っている人たちに勇気、希望を与えたい」と話し、同じく4得点のMF中島も「きょうは特別な日だと感じた」とかみしめるように振り返った。

 リオ五輪1次予選に向け、これ以上ない形で弾みを付けた。「リオまで行って日本サッカーの歴史を変えるまで、光を放ち続けたい」。指揮官は真っすぐな目で誓いを立てた。

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