日本サッカー協会は３日、日本代表のハビエル・アギーレ監督（５６）の解任を発表した。大仁邦弥会長（７０）は、２日夜にスペイン時代の八百長関与疑惑の告発をバレンシアの裁判所が受理したと確認。本格的な捜査が始まることで、６月から始まる１８年Ｗ杯ロシア大会予選への影響を考慮したと説明した。

　アギーレ監督の解任は、東京に支局を置くスペイン通信などが３日、速報した。八百長疑惑の捜査が進むスペインのほか、アギーレ氏の出身地メキシコなど中南米各国のメディアも一斉に報じた。スペインではサッカーは屈指の人気を誇る。八百長の疑いは「スペインのサッカー界にとって歴史的な事件」（スポーツ紙アス電子版）として、大きな注目を集めている。