柴崎、司令塔ナンバー「7」の後継者に

 「日本代表合宿」(3日、札幌市内)

 サッカー日本代表は3日、ハビエル・アギーレ監督(55)の就任初戦となるウルグアイ戦に向けて札幌市内で合宿3日目の練習を行い、初めて冒頭15分間を除く非公開練習で調整した。この日、日本協会がウルグアイ戦とベネズエラ戦で使用する背番号を発表。次世代の代表を担うMF柴崎岳(22)=鹿島=は、中田英寿、遠藤保仁(G大阪)らがつけていた背番号「7」をつけることになった。

 日の丸を支え続けた背番号「7」が、次世代の司令塔に継承される。孤高の先駆者であった中田英、Aマッチの最多出場数を誇る遠藤が背負ってきた「7」をつけることに、柴崎は「個人的に背番号にこだわりはないですけど、代表では偉大な選手がつけていた番号というのはありますね」と話した。

 世代交代が進んでいく日本代表にとって、22歳のプレーメーカーが「7」を背負うことは、ある意味で象徴的だともいえる。それでも本人は、どこまでも冷静だ。「何番をつけてもプレー自体は変わらない。番号で試合をするわけではないですから。またこれがW杯やその予選であれば話は違いますが、親善試合ですからね」と、サラリと言ってのけた。

 一方で、熱いハートも秘めている。新生日本代表に定着するためにも「ピッチに立ったら、運動量を多くしながら攻守両面で関わりたい。僕は攻撃的な選手なので、ゴールやアシストといった分かりやすい結果を残したい」と、ウルグアイ戦での躍動を心に誓う。

 12年2月に代表に初招集された柴崎だが、海外組を含めたフルメンバーでの代表合宿は今回が初めて。「選手とは満遍なく話をしています。海外組の選手の話を聞くと、なるほどなと思うところも多々ある。リアルな話が聞けて刺激になっています」とピッチ外での収穫も明かし、「自分の中で反省点を見つけながら、1プレー、1プレー意識してやっている。そういう作業ができるのはうれしいですね」と自らの成長を実感している。

 これまで各世代別代表でチームを率いてきた柴崎。背番号「7」の青いユニホームをまとって代表デビューする瞬間は、確実に近づいている。

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