岡崎が一撃“座右の銘”ヘッドで決めた

 「ブラジルW杯・C組、日本1-4コロンビア」(24日、クイアバ)

 日本中をひとときだけ夢にいざなう一発だった。空砲に終わったものの、前半終了間際、FW岡崎慎司(マインツ)が魂のダイビングヘッド。会心の同点弾に、奇跡の匂いがパンタナル・アリーナに漂った。

 生きざまが詰まっていた。ヘディングに明け暮れた小・中学生時代の練習経験から、座右の銘は「一生ダイビングヘッド」‐。そして、高校時代、独学で追求した「侍魂」‐。屈強な相手を恐れず、飛び込んで決めた2大会連続弾は、それらを合わせたようなゴールだった。その瞬間、日本を死のふちから押し戻した。

 持ち味を凝縮させた一撃だからこそ、感じた壁があった。「自分の好きなところにくれば、仕事ができる。でも、W杯はそれだけじゃない。総合力が問われると考えると、やってきたことはまだまだ。自分は何もできなかった」。フィニッシャーとしての責任を受け止めた。

 痛感した世界との差。「完敗というか、打ちひしがれた。力は出せたけど、足りない部分も多い」。悔しさは、32歳で迎える4年後に晴らす。

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