本田ら休日返上練習 シュート練習90分
「ブラジルW杯・C組、日本-コロンビア」(24日、クイアバ)
FW本田がオフを返上して、ほかの選手と自主練習を敢行した。0‐0で引き分けたギリシャ戦は攻撃の精度不足を反省した。勝ち点で並んだ場合、1次リーグの順位決定では、得失点差や総得点が左右する。大量得点が望まれるコロンビア戦へ、シュートに焦点を当てて練習した模様だ。
ザッケローニ監督が取材対応をしているころ、練習場で体を動かした。自主練習そのものは非公開だったが、宿舎棟へ戻る様子が目撃された。GK権田も同時間帯にピッチにいたこと、サポートメンバーがゴール裏で球拾いをしていたこと、断続的に練習場の敷地に響いた強くボールを蹴る音などから、シュート練習をしていた可能性が高い。時間は約90分間にのぼった。
日本代表広報によると、選手の3分の2がオフ返上で何らかの練習をしたという。ギリシャ戦で先発落ちした香川も、その中の1人。香川の姿は午後には目撃できなかったが、先発奪還へ休んでいられなかったようだ。
前日、本田について「点が入らない理由は何なのか、探し求めていた」と証言した長友も同時間帯にピッチに出ていた。清武、斎藤、大迫、酒井高の姿も目撃された。体より心のリフレッシュを目的とされたオフで、本田、香川ら攻撃陣はさらに闘争心を高めたようだ。

