J1東京Vの相馬直樹新監督(55)が9日、東京都稲城市のクラブハウス内で就任会見に臨んだ。今季開幕8戦で4分け4敗と苦しむチームの立て直しを図る。「選手のハートに火をつけて、少しでも上を目指したい」と決意した。
選手時代は2002年の1年間、東京Vでプレー。「すごく縁を感じている」と、24年ぶりに緑色のネクタイを締めてクラブハウスに戻ってきた。チームは現在Jリーグの60クラブで唯一の未勝利。8戦4得点と、攻撃面で深刻な状況だ。江尻篤彦強化部長が「ある意味、火中の栗を拾うような状況」と表現した通り、課せられたミッションは決して簡単ではない。それでも「それは全てわかった上で、自分はトライしてみたい。僕自身の限界を超えてみたかった」と決断に時間はかからなかった。
前任の城福監督が作り上げたハードワークをいとわない“ヴェルディらしさ”をベースに、より「前(ゴール)へのベクトルを持ち続ける」サッカーを目指す。再起を目指す11日の初陣の相手は上位の広島。強敵だが「エネルギーある戦いを見せる」とリミットブレークを誓った。