サッカー日本代表に初招集されたJ1横浜MのFW谷村海那(28)がメンバー発表から一夜明けた18日、神奈川県横須賀市内で会見に臨み、「正直びっくりしている。得点を量産することが目標」と決意表明した。
2020年に国内4部相当の日本フットボールリーグ(JFL)でプロキャリアをスタートさせ、日の丸まで駆け上がった。その軌跡は決して順風満帆ではない。プロ1年目は総プレー時間が100分ほどで「ダメダメだった。挫折しそうな時もあった」と振り返る。当時の田村雄三監督らに叱咤(しった)激励を受け、食事など細部から見直した。「諦めず、小さいことを積み重ねてここまで来られた」。田村監督らからは祝福の連絡があったといい「うれしかった」と感慨に浸った。
28歳でつかんだ初のA代表。驚きとともに高揚感もある。同じストライカーとして、一学年下のFW上田綺世(リール)から「点の取り方、体の使い方とかを聞けたら」と目を輝かせる。世界で戦う海外組から刺激を受け、さらなる進化をもくろむ。
今季は7試合で日本選手トップタイの6得点を記録。自信はある。「伊東選手や相馬選手がいいクロスを上げてくれる。チャンスを1本も逃さないで決めるイメージはできている」と腕をぶした。
◇谷村海那(たにむら・かいな)1998年3月5日、岩手県盛岡市出身。小学校時代にサッカーを始め、花巻東高まではFWでプレー。国士舘大ではボランチに転向した。卒業後は当時JFLのいわきに入団し、FWに復帰。J2時代の24年に18得点でベストイレブンに輝いた。25年7月に横浜Mに移籍。26年の百年構想リーグでは1位タイの10得点を記録した。兄はJ2山形などでプレーした谷村憲一。183センチ、81キロ。