J3熊本、復興へ奮闘 宇城出身DF、支えに感謝

 熊本地震発生から28日で1カ月を迎え、スポーツ界も徐々に日常を取り戻しつつある。サッカーJ3の熊本は、発生直後に練習拠点が安全点検のため使えなくなるなどの影響があった中、8日にリーグ戦が開幕。片野坂知宏監督(55)は「躍動する姿を見てもらい、活力にしてもらうためにも勝つことが大事」と復興への思いを語り、選手は被災地をプレーで元気づけようと奮闘している。

 激しい揺れに見舞われた際、チームは熊本市で練習中だった。DFとして活躍するルーキーの薬師田澪選手(22)は、震度7を観測した熊本県宇城市出身。当時は母と連絡が取れず、向かった実家の中は「物が全部倒れていた」という。2016年の熊本地震で半壊となり建て直した家が、再び大きな被害を受けた。

 「最初はメンタルもやられた」と不安が広がる中、支えになったのがチームメートの存在だ。電話やメールでの激励に加え、物資を届けるなど寄り添ってくれた。練習にいち早く復帰できるよう、実家の片付けも手伝ってもらったという。

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