川口能活氏ストイック伝説「天ぷら屋で」仰天行動「店主にも…」宿命のライバル関係「口をきかない時も」あふれる敬意と感謝

 アンジャッシュ・渡部建が4日、自身のYouTubeチャンネル「渡部のサシ飲み」を更新した。ゲストは、サッカー元日本代表・川口能活氏。

 川口氏はGKとして国際Aマッチ通算116試合に出場。勇猛果敢な飛び出しと驚異的な反射神経を武器に「炎の守護神」と呼ばれた。

 現役時代の川口氏と言えば、プロアスリートとしてのストイックな姿勢やハードなトレーニングを積むことでも知られた。渡部は「川口さん、いろんな逸話があるじゃないですか?食べ物に関して。本当ですか?あれ…。当時、天ぷらの衣を全部外して食べたとか?」と聞いた。

 川口氏は苦笑しながら「あの…。そういうこともありましたけど。それが全てでは…」と述懐。渡部が「天ぷら屋に行くなよってみんな言うでしょ?」と笑うと、川口氏は「それは言われました。店主の方にも言われました…」と申し訳なさそうに当時を振り返って笑わせた。

 渡部は、川口氏が当時、日本代表の正GKとして君臨していた松永成立氏の所属する横浜Mに入団したことに着目。

 「川口さん、やっぱり本当に経歴が華やかなんで。高校時代に全国優勝して、そのままJリーグ入って。1993年にJリーグ開幕で入団が94年。その中で横浜マリノスを。代表の正ゴールキーパー、松永さんがいるチームです。誰もが行きたくない、避けたい所じゃないですか?試合に出たいから」と、複数のクラブからオファーのあった川口氏が国内最強キーパーの所属する横浜Mへの入団を決意した経緯を聞いた。

 川口氏は「高校を卒業して、すぐに松永さんに勝てるとは思っていなかったんですけど…。日本でトップクラスのゴールキーパーを身近で見て、一緒にトレーニングすることで何か得られるのかなと…。プロ的な考えではないのかもしれないですけど、松永さんを超えないと日本代表には選ばれないという思いもありまして」と10代の決断を振り返った。

 つづけて「やっぱりトップの選手のシュートを全く止められなかったんですよね。そのときに、かなり力の差を感じました」と回想。入団から2年目でレギュラーに定着し新人王にも輝いたが「本当にデビュー当時は何もできなかったんですよね。まだまだ未熟だったんですけど、先輩方が『やっぱり川口だと不安だ』ということで頑張って守るわけです」と話した。

 さらに「自分は松永さんを超えた感覚はないんですけど。ちょっと早かったかなという感覚はあるけど…。チームメートからの信頼を得るのは当然、時間がかかりましたし、サポーターの信頼を得るのも時間はかかりました。(ファンも)やっぱり松永さんがゴールマウスを守る景色を見てきたので…」と振り返った。

 ルーキー時代から国内最強GKとのレギュラー争いを挑んだ川口氏は、フル代表入りを果たした後も、楢崎正剛氏と代表正ゴールキーパーの座を争った。

 「彼が代表にいることで、常にポジションを奪う、奪われるを繰り返して。常に危機感は持ってました」と述懐。渡部が、2人の間に会話はあったんですか?と聞くと「若い時はやっぱり当然、野心もあるので。(お互いに)自分の方が上だという気持ちを持ちながら、練習、それから試合をするので。当然、口をきかない時もあるにはあります。ただ、それは時間の経過とともに、年齢を重ねるごとに経験を積んで。リスペクトから、当然、会話はするようになりました」と、尊敬するライバルであり盟友だった楢崎氏との関係性を懐かしそうに振り返っていた。

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