「明治安田J1百年構想リーグ・プレーオフラウンド第2戦、鹿島2-0神戸」(6日、メルカリスタジアム)
西1位の神戸はアウェーで東1位の鹿島に0-2で敗れたが、2戦合計5-2で優勝した。第1戦は引き分けだった東西2位対決はC大阪がFC東京を3-1で下し、3位で終えた。百年構想リーグはJリーグのシーズン移行に備えた特別大会として行われた。J1の新シーズンは8月に開幕する。
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頂点への道のりは決して平たんではなかった。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は準決勝で敗れ、アジア制覇を果たせず。目標をかなえられなかったチームの前に“壁”がそびえ立った。
ACLE後、J1百年構想リーグで西地区1位はつかんだものの、リーグ7試合で90分勝利は2回のみ。今季就任したスキッベ監督が3バックを採用する中で各選手の距離感に“ゆがみ”が生じていた。選手、監督の考えがちぐはぐになりかけていた時、動いたのはFW大迫。5月23日の福岡戦後、監督と選手でミーティングの機会を設けた。
「言い合うことが大事だなと。僕らと監督の感覚のズレを擦り合わせて、いいチームになっていきたいと思った」
4バックに戻した鹿島とのプレーオフラウンド第1戦は5-0で快勝。指揮官とイレブンのサッカー観が合致し、迷いは消えた。「監督は自分たちの力、サッカーを信じてくれている。監督の期待に応えたいという気持ちが選手たちは強かった」とDF酒井。MF武藤は「原点に立ち返るじゃないけど、サコ君(大迫)たちが話し合ってみんなに共有してくれた」と振り返った。
さらなる強さを得るために妥協なしで挑んだJ1百年構想リーグ。紆余(うよ)曲折を経て突き詰めた神戸のサッカーは次なる戦いへの糧となる。(デイリースポーツ・北村孝紀)