「明治安田J1百年構想リーグ・プレーオフラウンド第2戦、鹿島2-0神戸」(6日、メルカリスタジアム)
西1位の神戸はアウェーで東1位の鹿島に0-2で敗れたが、2戦合計5-2で優勝した。第1戦は引き分けだった東西2位対決はC大阪がFC東京を3-1で下し、3位で終えた。百年構想リーグはJリーグのシーズン移行に備えた特別大会として行われた。J1の新シーズンは8月に開幕する。
敵地に歓喜の輪が広がった。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準決勝敗退で、涙に暮れてから約1カ月半。神戸が百年構想リーグを制し、次回ACLE本戦の出場権をつかんだ。5点を奪った第1戦のリードを守ったGK権田は、優勝の喜びに短く浸った後に「僕らはあそこに忘れ物をしてきている。しっかり取りにいく」とアジア再挑戦をにらんだ。
5点を追う鹿島の猛攻が待っていた。前半だけで10本のシュートを浴びたが「想定していた」と権田。序盤にFWレオセアラの決定機を立て続けに防いだ。後半に2失点した後も、至近距離からのヘディングを阻むなど流れを食い止めた。
権田は昨年9月の加入後、前川に押されて出番が少なかった。大一番で立役者になり「全員で勝ち取った優勝。喜びもひとしお」と胸を張った。J2降格がない今大会で経験を積んだ19歳のDF山田らと歓喜を分かち合った。
ACLEでは王者アルアハリ(サウジアラビア)に力の差を見せつけられた。「もう一回、アジアを取りにいきたいと本気で思っている」と話したFW大迫は、若手がタイトルの味を知ったことで「チームとしてまた一つ、上積みができた」と強調した。戦力の底上げを実感するタイトル。神戸が王者の道を歩んでいく。