「明治安田J1百年構想リーグ、水戸1(4PK2)1鹿島」(4日、ケーズデンキスタジアム水戸)
東は水戸が首位鹿島と1-1で突入したPK戦を4-2で勝利。Jリーグ公式戦で初めて実現した「茨城ダービー」を制し、勝ち点10とした。鹿島は7連勝でストップし、勝ち点23。千葉は東京Vに3-2で競り勝ち、勝ち点8とした。西はG大阪が京都を2-0で下し、勝ち点17。名古屋は山岸の2得点などでC大阪に3-0で快勝した。
Jリーグ初期から隆盛を誇る王者鹿島に対し、J1初昇格の水戸が挑んだ「茨城ダービー」。新参クラブが一丸となって猛攻に耐え、PK戦を制した。樹森大介監督は「僕らの価値を上げられた」と誇った。
天皇杯では3度の対戦があるものの、Jリーグ公式戦として初めて実現した茨城ダービー。チケットは即完売となり、ケーズデンキスタジアム水戸には今季最多の1万570人が詰めかけた。
水戸が1点リードの後半14分、DFダニーロが2度目の警告で退場。さらには金星がちらついた後半追加タイムにMF大崎が痛恨のハンド。PKを決められて追い付かれたが「切り替えてしっかり勝ちにこだわろう」(樹森監督)と揺るがない。PK戦はその大崎が最初のキッカーで成功させ、流れを引き寄せた。大崎は「自分がPKを与えたことを除けば、百点に近いゲーム」と笑った。
2024年度の売上高は鹿島の72億円に対し、水戸は12億円余り。歴史も財力も大きな差がある相手と堂々と渡り合った。先制ゴールのFW渡辺は「食らいつき、ライバル視していくことで自分たちも引き上げられる」とプライドをにじませた。