「国際親善試合、日本代表1-0スコットランド代表」(28日、グラスゴー)
英国遠征中の日本代表(FIFAランキング19位)が敵地でスコットランド代表(同38位)を1-0で下した。好機をつくりながらも無得点が続いたが、後半39分に伊東純也(33)=ゲンク=のゴールで均衡を破った。10人の交代メンバーや布陣変更を試すなど森保一監督(57)には収穫の大きな一戦となった。今回の遠征は6月開幕のW杯北中米3カ国大会のメンバー発表前最後の代表活動。31日(日本時間4月1日未明)にはロンドンでイングランド代表と対戦する。
試合後のスコットランドサポーターによるブーイングが、日本の充実ぶりを物語っていた。W杯出場の実力国を相手に若手中心の先発陣が無失点でバトンをつなぎ、主力を投入した後半に狙い通り勝ち越し。試行と結果が両立した快勝に、森保監督は「選手たちが同じ絵を描いてくれた。非常に良かった」とうなずいた。
0-0の後半30分過ぎ、指揮官が勝負手を打った。中盤を鎌田1人に減らして、前線を2トップに変更。“超攻撃的フォーメーション”で得点を狙った。すると同39分、左サイドを上がった鈴木淳の折り返しを中央の塩貝が落とすと、走り込んだ伊東が冷静に決めた。
前回W杯では堅守のコスタリカに0-1で敗戦。引いてくる相手をどう崩すか、課題だった。先制機ではボックス内に7人が入り「いい攻撃ができた」と伊東。森保監督も「守備の堅いチームに点を取りにいって勝てたのは自信になる」と厚みのある攻撃に手応えをつかんだ。
この試合は特例で11人まで交代が認められ、日本は計21人を起用した。代表デビューの塩貝が「結果を残せた」と先制点をアシストしたほか、不在の南野に代わって左シャドーで出場した三笘も「役割はある程度できた」と振り返った。収穫を手にした一戦を経て、次戦は中2日でW杯メンバー発表前最後の試合。積み上げてきたすべてを、聖地ウェンブリーでイングランドにぶつける。