日本サッカー協会(JFA)の川淵三郎相談役が13日、久米宏さんを追悼した。
「Jリーグ開幕当初、久米さんの番組を通じてどれだけJリーグをPRすることができたかを思うと感謝してもしきれません。『ニュースステーション』に何度も呼んでいただき、Jリーグの理念や当時のプロスポーツと一線を画す部分を説明する機会を与えていただきました」と川淵氏。「その際、Jリーグの『定款』を全文読まれていたのには驚かされました。生放送前の打ち合わせはなく、台本通りだったことも一度もなく、しかし、情報収集は徹底的にされていた印象でした」と秘話をつづった。
「その後、読売新聞グループ本社の代表取締役主筆であられた渡辺恒雄さんとJクラブの呼称問題に端を発し、Jリーグの理念について侃々諤々の論争を繰り広げたときも何度も番組に呼んでいただき、説明の機会を与えていただきました。そのおかげで『地域に根ざしたスポーツクラブを日本全国に広げる』というJリーグの目指す姿を世間に伝えることができ、また、多くの人々が疑問に思うところも余すことなく説明させていただきました」と回想。「久米さんと渡辺さんの存在が、1993年当初のJリーグの爆発的人気とJリーグへの理解度・認知度を高めることにつながったことは間違いありません。心からの感謝と哀悼の意を表します。安らかにお休みください」と記した。