フジテレビ系「池上彰&加藤浩次 昭和100年SP 決定的映像!心に刻まれた100人」が25日に放送され、ジャーナリストの池上彰氏、タレント・加藤浩次、宮司愛海アナウンサーがMCを務めた。
“昭和100年”を記念し、芸能、事件、スポーツなどの報道から「心に刻まれた」100人をとりあげていく。
「ジョホールバルの歓喜」として、1997年に日本サッカーが初のW杯出場を決めた瞬間を手繰り寄せた岡野雅行氏がランクインした。
岡野氏は、日本中が見守る大一番に途中出場。ゴールデンゴール方式の延長戦開始と同時に、ピッチへ投入されると「野人」と称された驚異のスピードで幾度となくゴールに迫りながら決定機を決めきれずにいた。加藤は「日本国民が全員が『岡野ー!』って言ったよね」と祈る思いで見守っていたことを振り返った。
映像では、延長後半戦を前に円陣を組むイレブンたちをクローズアップ。岡野氏の背番号をぎゅっと握りしめるMF中田英寿氏の姿を捉えた。
岡野氏は「みんなが僕の所に来てくれて。笑わせてくれて。みんなが背中をさすってくれて、笑わせてくれたんです。それで全部(力みが)抜けました」と当時を振り返った。
歓喜の瞬間は、その中田氏と岡野氏のホットラインから生まれた。中田氏がドリブルで駆け上がり、左足で強烈なミドルシュート。キーパーがはじいたボールを岡野氏がスライディングで押し込み歴史的な決勝ゴールを呼び込んだ。