ルヴァン杯 完敗の柏、監督ら呆然 12大会ぶりの優勝ならず 背番号「9」細谷が意地のゴールも

 「ルヴァン杯・決勝、広島3-1柏」(1日、国立競技場)

 柏は前半の3失点が重たくのしかかり、広島に完敗。試合終了の瞬間、12大会ぶりの優勝を逃したリカルドロドリゲス監督、選手は呆然と立ち尽くした。

 広島の飛び道具に屈した。MF中野のロングスローから2失点。MF東に直接FKを鮮やかに決められた。

 対照的にパスサッカーを遂行する柏の攻撃陣は不発。塩谷、荒木、佐々木の3バックを中心に、リーグ最少失点を誇る強固な広島の守備陣をなかなか崩せない時間が続いた。

 この日の試合前の選手入場時には、工藤さんが所属した両クラブによる決勝戦という縁から、工藤さんの娘が審判団をエスコート。前回優勝時の決勝戦で決勝弾を決めてMVPに輝いた工藤壮人さんの背番号9を継承する細谷は「9番がしっかりと点を取る仕事をして、また同じ景色を見せたい」と決意を語っていた。その細谷は後半から出場すると、同36分に追い上げの口火となるゴール。工藤さんの家族が見守る中、最後まで諦めない姿勢を見せたが頂点には届かなかった。

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