賢い日本が 王国倒す!14日ブラジル戦 森保監督「初勝利したい」久保は「プレーできる状態」ベストメンバーで14度目の正直だ

 練習を見守る森保監督(撮影・石井剣太郎)
 笑顔でランニングする堂安(中央)ら日本代表(撮影・金田祐二) 
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 サッカー日本代表は13日、国際親善試合のブラジル代表戦(14日)に向けて、試合会場の東京・味の素スタジアムで調整した。5度のW杯制覇を誇るブラジルとは過去13戦して通算2分け11敗と一度も勝ったことがなく、会見した森保一監督(57)は「初勝利したい」と王国からの金星に意欲。0-1で敗れ、防戦一方だった3年前の対戦からの積み上げを表現するべく、主導権を握る戦いを目指す上で「賢く戦う」と、臨機応変な試合展開でブラジル撃破のイメージを膨らませた。

 本命のブラジル戦を前に、会見場は多くの記者・カメラマンであふれかえった。関係者によると、前日会見に訪れたメディアの数はブラジルメディア34人を含め156人。注目度の高さがうかがえる中、森保監督は「勝利を目指して戦う」と、いつもと変わらない姿勢を強調した。

 王国に一泡吹かせる。日本代表に先だって行われたブラジル代表の会見では、出席したMFギマランイスに「日本への不敗記録は続けていく」と余裕の表情を浮かべられた。だからこそ燃えるのもあるだろう。指揮官は「初勝利したいという気持ち」と、言葉に熱がこもった。

 3年前の前回対戦では、0-1とスコア上は僅差ながら防戦一方だった。2022年W杯カタール大会では、その引いて守る戦いがハマり、ドイツ、スペインという強豪を撃破。だが、さらなる進化を目指し前回W杯以降はボールを持ち、主導権を握る戦いを目指してきた。

 それだけに「同じ目線で戦う」と、ビビらずアグレッシブに挑んでいく。ただ、やみくもに突撃するわけではない。指揮官は「賢く」と繰り返し、局面によっては引いて守ることなど、柔軟に戦術を変えることを示唆。MF堂安も「勝ち方は正直どうでもいい。勝つための選択をしたい」と臨機応変に勝利へのルートを模索していく。

 左足首の状態が懸念されたMF久保について、森保監督は「プレーできる状態。時間を限定したい」と出場を明言。現状のベストメンバーをぶつける。ブラジルに初勝利となれば、世間の耳目も集まるはず。「まだ0勝の日本ではなく、勝って“強い日本だから応援する”ということを目指していきたい」。W杯優勝という目標が夢物語ではないと、国民に示してみせる。

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