「ルヴァン杯・準決勝、柏4-1川崎」(12日、三協フロンテア柏スタジアム)
12大会ぶりの制覇を狙う柏と、2022年大会王者の広島が11月1日に東京・国立競技場で行われる決勝へ進んだ。第1戦で川崎に1-3で敗れていた柏は1-1の後半にMF仲間隼斗が決めると、さらにFW細谷真大が2得点。第2戦を4-1で制して2戦合計5-4と逆転した。広島は横浜FCに2-1で勝ち、2戦合計4-1とした。
エースの執念が劇的な逆転へとつながった。「きょうは自分の日だ」と臨んだ細谷。1-1の後半から出場し、2-1の後半32分、GKの前に入り込んで左クロスを頭で合わせて2戦合計4-4に。追加タイムには、ゴールを背にしてパスを胸でトラップすると、倒れ込みながらも右足で蹴り込んだ。2年前は天皇杯でタイトルへあと一歩に迫りながら、自身も無得点でPK負け。「次こそ自分が(点を)取って勝ちたい」と大暴れを誓った。