神戸・権田 無失点デビュー!慣れない環境も決勝点呼んだ 「まだ改善の余地はある」 後半追加タイム汰木劇弾で開幕2連勝

 後半、シュートをセーブする神戸・GK権田(撮影・立川洋一郎)
 権田(右)と握手を交わす汰木
2枚

 「ACLE・1次リーグ、神戸1-0メルボルンC」(1日、ノエビアスタジアム神戸)

 東地区の第2戦が行われ、神戸はメルボルン・シティー(オーストラリア)に1-0で競り勝った。9月に加入した元日本代表GK権田修一(36)が、神戸の一員として初の公式戦にフル出場し、無失点での勝利に貢献し、試合終了間際にMF汰木(ゆるき)康也が得点。開幕2連勝で勝ち点を6とした。

 権田が神戸の一員として迎えた初の公式戦にフル出場し、1-0の勝利に貢献した。

 慣れない環境で耐え抜いた。「個人的に難しいと思っていたのはハイライン。これまでのチームではあまりなかったので」と、攻撃的な神戸の動きに適応するため、神経を使い続けた。

 前半、自陣に入ってきたボールをペナルティーエリア左外でキャッチし、ハンドを取られるひと幕もあった。「出ていたのかな。余裕だと思ったが」。試合勘とのズレもあったかもしれない。しかし、後半追加タイムの49分には、自らのキックを起点に決勝点を呼び込んだ。FW小松、FW宮代とつなぎ、最後は汰木が相手GKとの攻防からゴールに蹴り込んだ。

 ハンガリー1部のデブレツェニを6月に退団し、神戸加入から10日あまりで迎えた一戦。「まだ改善の余地はある」としながらも「ACLEの序盤で勝ち点3を取れたのは良かった」とホッとした表情を浮かべた。

 リーグ戦、天皇杯は登録期間外加入のため出場できない。ACLEを日本代表復帰へのアピールの場として選んだが、常にチームをけん引する気持ちは持ち続ける。「まずは次の浦和戦でどう勝つか。僕はACLEしか出られないが、チームとして常に勝っている空気感で臨むことが必要。難しい立場だからこそ、体現したい」と、3連覇へ向かうチームを後ろから押し続ける。

 ◆権田修一(ごんだ・しゅういち)1989年3月3日、東京都世田谷区出身。FC東京の下部組織から第2種登録を経て07年に昇格。16年にオーストリア・SVホルンへ期限付き移籍。J1鳥栖を経て、ポルトガル1部・ポルティモネンセに移籍した。21~24年はJ2清水、25年3~6月はハンガリー1部のデブレツェニに所属。日本代表としてW杯は14年ブラジル、22年カタールの両大会に出場した。国際Aマッチ38試合。187センチ、84キロ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス