「明治安田J1、神戸2-1清水」(27日、ノエビアスタジアム神戸)
3連覇を狙う2位神戸はDF酒井高徳(34)の決勝弾で2-1で清水に逆転勝ちし、勝ち点60とした。首位鹿島は名古屋に4-0で快勝し、同64に伸ばした。前半に2点を先行し、後半には18歳のFW徳田誉が2点を決めて突き放した。町田は岡山に1-0で競り勝ち、勝ち点55で5位。広島は福岡を2-1で退けて同55の総得点差で6位。G大阪は新潟に4-2で勝った。最下位の新潟は13戦勝ちなし。東京V-浦和は0-0で引き分けた。
勝利への執念が、最後までDF酒井の足を動かした。1-1で迎えた試合終了間際の後半47分。ドロー決着が迫った中で、途中出場のFW小松から送られた左からのクロスに滑り込んで、ネットを揺らした。今季初得点が試合を決める劇的な勝ち越し弾となり「最後まで足を止めずに、結果が付いてきて良かった」とうなずいた。
執念を見せたのは酒井だけではない。2戦連続欠場のMF井手口に代わって、2戦連続のインサイドハーフ起用となったMF鍬先(くわさき)も気迫を見せた。1点ビハインドの後半20分。FW大迫からの折り返しを頭で合わせて、今季リーグトップのセーブ率を誇っていた清水GK梅田から、値千金の同点弾を奪い取った。
土壇場で指揮官の采配も的中した。後半は猛攻を続けていた中で、2点目をなかなか決めきれなかったが、同40分に小松らを投入。「何より前に、前にとプレーしてくれる」と酒井を定位置のサイドバックからボランチに変更したのも、決勝弾につながった。
首位鹿島との勝ち点差は4で変わらず。それでも、リーグ3連覇へ希望がつながる白星に酒井は手応えをつかんだ。「いい意味で調子に乗るのは大事。波に乗っているという自負は、すごくチームにプラスな勢いを与える。きょうの勝ちを台無しにしない」。リーグ残り6試合。とにかく勝ち続けるだけだ。