“世代No.1ストライカー”高岡伶颯「決められる分だけ決めたい」 サッカーU-20W杯が27日開幕
サッカーU-20(20歳以下)W杯チリ大会(27日開幕)に臨むU-20日本代表のFW高岡伶颯(18)=バランシエンヌ=が日本時間25日、現地からオンライン取材に応じ、「チームとしてはもちろん優勝を目指している。個人としては、スタートでもサブでも“何点”というより決められる分だけ決めたい」とゴールに意欲を示した。
2年前のU-17W杯ではグループステージで3戦4発と爆発。実力は突出しており昨冬の全国高校サッカー選手権では“世代No.1ストライカー”とも呼ばれた。前回大会はスペインに敗れ16強で敗退。それだけに「今回の大会は良い経験で終わらせずに、優勝して全員が次のステップに進めるような良い大会にしたい」と力を込める。
宮崎の日章学園を卒業後、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに加入。8月にフランス3部リーグ、バランシエンヌに1年間の期限付き移籍で加入した。「サウサンプトンでのプレーが少し困難になってしまった。フランスでプレーするのもチャンスに変えればという気持ちでいた」と移籍の経緯を明かした高岡。当初はリザーブチームだったが、現在はトップチームでプレー。フィジカルやボックス内でのクオリティーを伸ばしながら、実戦では5試合2得点を記録している。それでも「手応えまだまだ」とあくなき探究心をのぞかせた。
同世代ではスウェーデン1部ユールゴーデンのDF小杉啓太が欧州で実績を残している。「もちろん刺激はありますね。サウサンプトンでプレーできないのは悔しいですけど、それでも絶対サウサンプトンに戻ってやる気持ちは強い」。将来のA代表入りも目標とし「A代表は(W杯)優勝すると聞いていますし、それに負けじとU-20も歴史を残せるような大会にしたい」と力強く語った。
大会は24チームが6組に分かれて1次リーグを行い、16チームが決勝トーナメントに進む。1次リーグA組の日本は27日にエジプト、30日にチリ、10月3日にニュージーランドと対戦する。
高岡伶颯(たかおか・れんと)2007年3月12日、宮崎県三股町出身。三股サッカースポーツ少年団で本格的に始め、三股中から日章学園に進学。U-17日本代表として臨んだ23年11月のU-17W杯では、3戦連発の4得点を挙げて16強入りに貢献。24年5月にはJ3テゲバジャーロ宮崎の特別指定選手となった。166センチ、61キロ。憧れの選手は元イングランド代表FWマイケル・オーウェン。





