“町田のサッカー”アジアデビュー戦はドロー発進 黒田監督「初出場の重圧・プレッシャーを感じた」

 「ACLE・1次リーグ、町田1-1FCソウル」(16日、町田GIONスタジアム)

 同大会初参戦の町田は、後半14分に一瞬の隙を突かれて先制を許すも、同35分にDF望月ヘンリー海輝のゴールで追いつきドロー発進となった。

 高い強度で勝利を貪欲に狙う“町田のサッカー”をアジアでも遂行したいと語っていた黒田剛監督。試合後は「立ち上がりから印象としては堅いなと。初出場のチームの何か重圧・プレッシャーを感じた。勝ち点3を取りに行った中での勝ち点1なので、何とか1を維持できた印象の方が強かったと思います」と振り返った。

 前半はお互いリスクを犯さない堅い展開で進んだ。0-0の前半40分ごろにはMF林がペナルティーエリア内で相手を倒し、一度はPKの判定となったがVARが介入。3分を超えるオンフィールドレビューの結果、判定が変更。微妙な判定だっただけに町田は九死に一生を得た形となった。

 町田は後半も得点を奪えない時間が続くと、14分にDF昌子の縦パスをカットされたのを起点に速攻を浴びる。最後は右サイドの元イングランド代表FWジョシーリンガードからの低いクロスに反応したFWマルコドゥガンシッチに決められた。

 黒田監督はMF下田、FW西村らを投入し攻勢にでる。すると、同35分、左サイドのポケットに侵入した下田がマイナスのクロス。FW藤尾のシュートは阻まれるも、こぼれ球に望月が足を伸ばして押し込んだ。その後も勢いままに攻め続ける町田。同45分にはゴール前の決定機で藤尾がボレーシュートを放つも、枠上に外れ天を仰ぐ。そのまま試合終了の笛が鳴り、町田のアジアデビュー戦はドロー決着となった。

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