野々村チェアマン、バルサ戦中止騒動受けJFAにルール制定を提言「一定のガイドラインはもっておかないといけない」

 Jリーグは29日、都内での理事会後に会見を開いた。27日に開催されたJ1神戸とスペイン1部バルセロナとの親善試合が中止となりかけた一連の騒動を巡り、野々村芳和チェアマン(53)は、海外クラブとJクラブの試合開催において、日本サッカー協会(JFA)へルール制定を提言したことを明かした。

 神戸とバルセロナの試合は契約に問題が発生し開催が危ぶまれたが、神戸の三木谷浩史会長の尽力もあり急転直下で開催が決定した。野々村チェアマンは「いろんなトラブルが起きましたが多くの人の協力で試合ができたのはすごくよかった。日本のファンにとっても、バルセロナも1試合のトレーニングマッチがどうなるか分からないっていうような、シーズン前にはあってはならないことだと思うので、無事にゲームができたというのはすごく良かった」と話した。

 今夏には、Jリーグの6クラブが海外クラブと対戦が組まれた。Jクラブが海外のクラブとマッチメークをする際、最終の試合開催決定にはJFAの承認が必要となる。その上で「昨日JFAにも一定のルールというか、ガイドラインはもっておかないといけないだろうと直接伝えました」と話した。

 日本サッカーの価値向上を判断軸にしたルール制定を見据えているという。「逆に言うと、(価値を)毀損(きそん)する可能性があるものにはなかなかイエスが出せない。そこは最後、JFAがどう判断するか、その基準を持っていた方がいいのではと思っています」とし、「簡単ではないです」と見込みを示した。

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